自動車事故というのは色々なケースがあります。
自動車保険のノンフリート等級は
私たちが支払う保険料に大きく左右され
事故で保険を使用すると等級は
事故の種類によって下がります。
今回は事故と等級の関係についてお話していきたいと思います。
前契約があり継続契約の場合で
自動車事故で保険金支払いがあった場合
次年度の保険契約の等級は下がります。
また等級が下がっていくと、
次年度の保険料は高くなっていきます。
ただ全ての事故において等級が下がってしまうわけではありません。
今回は事故と等級について少しお話をしていきたいと思います。
無事故の場合と同じ取り扱いになります。
したがって翌年のノンフリート等級は
1つ上がることになります。
例)
人身傷害補償保険
無保険車傷害保険
ファミリーバイク特約
弁護士費用特約
日常生活賠償責任補償特約などの
いずれかに係わる事故、
またはこれらの組み合わせの保険事故の場合は
ノーカウント事故として扱われます。
(ノーカウント事故の内容が
保険会社によって内容が異なる場合がありますので
ご加入いただいている保険会社のホームページで確認してみてください。)
例えば <現在>
10等級
事故有係数適用期間0年
↓
<次年度>
11等級
事故有係数適用期間0年
となります。
車両保険のみに係わる事故、
車両保険に係わる事故とノーカウント事故の組み合せのみの保険事故などの場合に適用。
例えば盗難、落書き、
飛来中または落下中の他物との衝突などがあげられます。
(1等級ダウン事故の内容が
保険会社によって内容が異なる場合がありますので
ご加入いただいている保険会社のホームページで確認してみてください。)
例えば <現在>
10等級
事故有係数適用期間0年
↓
<次年度>
9等級
事故有係数適用期間1年
となります。
ノーカウント事故、1等級ダウン事故以外の事故が3等級ダウン事故となります。
例えば <現在>
10等級
事故有係数適用期間0年
↓
<次年度>
7等級
事故有係数適用期間3年
となります。
★前契約があり継続契約の場合で
自動車事故で保険金支払いがあった場合
次年度の保険契約の等級は下がっていき、
次年度の保険料は高くなっていきます。
自動車保険契約とは
自動車1台を引き受けの単位としています。
1台ごとに保険期間、補償内容、
保険金額等の条件を定めて契約しています。
一般的に保険証券に記載されている内容ですが下記内容です。
●契約者住所
●契約者名
●保険期間
●補償を受けられる方(記名被保険者)
●運転者の条件(35歳以上や運転者範囲などが記載)
●ご契約のお車(登録番号や車台番号などが記載)
●保険料のお支払い内容
●割引増等(等級・事故有係数適用期間等)
●補償内容・保険金額 等
自動車保険等級とは、
契約者が持っているものではなく
補償を受けられる方(記名被保険者)が
持っているものとなります。
保険証券の「補償を受けられる方(記名被保険者)」欄には
「契約者」=「補償を受けられる方(記名被保険者)」の場合、
「契約者と同じ」と記載され、
「契約者」≠「補償を受けられる方(記名被保険者)」の場合
実際「補償を受けられる方(記名被保険者」)の氏名が記載されています。
※例えば
契約者 令和太郎
記名被保険者 令和花子
となっていれば、等級は令和花子さんがもっている事になります。
★記名被保険者とは、契約の車を主に運転する方の事です。
(現在は、それに加え「契約の車の所有者または使用者、
その車を自由に支配・使用する正当な権利がある人」も
設定できる保険会社もあります。)
例えば事故をし、5等級や4等級などになってしまい、
保険料の割増率が上がってしまうので
「他社に移り自動車保険を新規で加入出来るのでは?」
とお考えになる方もいらっしゃると思います。
果たして出来るのでしょうか...?
新規契約は6等級(複数所有新規の場合は7等級)から始まるため、
「6等級の割引を使って他社で新たに保険を入ったらいいのではないか?」と
お考えになる方もみえますが、
それは出来ません×
やってはいけません×
「スマホ乗り換え」のようには出来ません。
仮に事故歴を隠し他社で新規契約出来たとしても
損害保険会社では、情報交換制度を行っているため
前回事故歴が次の保険会社に通知されます。
そのような場合は、保険始期に遡って
等級・事故有係数適用期間を正しく訂正し
保険料の追徴が発生します。
他社に移行する時は、正しい告知をして移るようにしましょう。
万が一事故が起きてしまった場合は、
ご加入いただいている損害保険会社が
事故解決の為に最大限の力を注ぎ
必ず力になってくれます。
大切な自動車保険です。
少しでもご自身の自動車保険を
ご自身で見直しができるようなるといいと思います。
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