自動車保険等級とは!?保険料にどう影響するの!?

目安時間:約 9分

 

自動車保険の保険料をできるだけ抑えたいと考えますよね。

 

自動車保険の保険料はどのように決まっていくかご存知でしょうか?

 

「自動車保険の等級」という言葉を
テレビコマーシャルなどから

一度は耳にされたことがあると思います。

 

この等級というのは、自動車保険の保険料に

大きく左右する要素の一つです。

 

今日は自動車保険「ノンフリート等級」そして

事故有係数適用期間」について詳しくご紹介したいと思います。

 

自動車保険等級とは!?保険料にどのように影響するの!?

自動車保険の保険証券を見ていただくと

例えば、

等級 20等級

事故有係数適用期間 0年

 

等級 10等級

事故有係数適用期間 3年

 

こんな感じの表示になっていると思います。

 

自動車保険の保険料に大きく左右される1つに

「ノンフリート等級」というものがあります。

 

これについて

「ノンフリート等級別料率制度とは」

「ノンフリート等級とは」

「事故有係数適用期間とは」

まずはこの3つをご説明いたします。

 

 

自動車保険「ノンフリート等級別料率制度」とは!?

自動車保険 ノンフリート等級別料率制度とは
ノンフリート契約者には

・ノンフリート等級「1~20等級区分」

・「無事故係数・事故有係数の区分」(※1)

により保険料が割増引される

ノンフリート等級別料率制度が採用されています。

(共済の場合22等級の場合もあります。)

 

※1

「無事故係数・事故有係数の区分」について

無事故係数」とは

→事故有係数適用期間が「0年」の場合

 

事故有係数」とは

→事故有係数適用期間「1年から6年」の場合

無事故係数・事故有係数のどちらかが適用されます。

 

初めて契約する場合は

「6S等級・

事故有係数適用期間0年」から始まります。

(複数所有新規ですと7S等級・

事故有係数適用期間0年となります。)
そしてそれぞれの運転者の年齢条件に応じた保険料が適用されます。

 

★自動車保険は、事故を起こすリスクに応じた保険にするため、
事故を起こすリスクが低いほど保険料が安く

事故を起こすリスクが高いほど保険料が高くなるような仕組みになっています。

 

★自動車保険加入後の事故歴によって

1から20等級に分けられ、

等級に応じた割増引率を保険料に適用しているという事です。

 

1等級が事故リスクが最も高く

1~20等級の中で最も高い割増率です。

 

事故リスクが最も低いとされているのが

20等級で前年度無事故の場合が

最大の割引率です。

 

これがノンフリート等級別料率制度です。

 

自動車保険「ノンフリート等級」とは!?

ノンフリート契約者には、

保険期間・事故実績により

1~20等級に区分したノンフリート等級が適用されます。

(共済の場合22等級となるケースもあります。)

 

★等級は契約後1年間無事故の場合は

翌年の等級が1等級上がり

事故を起こした場合は

翌年の契約の等級が事故件数1件につき

1等級また3等級下がります。

(保険金支払いがあった場合でも

事故と数えない、「ノーカウント事故」もあります。

保険会社によっても違いますが、

ノーカウント事故は「無事故」扱いに

なるケースが多いです。)

 

 

 

自動車保険「事故有係数適用期間」とは!?

ノンフリート等級別係数には

①「無事故係数」と
②「事故有係数」があります。

過年度の契約に等級ダウン事故があった場合は

事故有係数を適用します。

 

事故有係数適用期間は、

この事故有係数を適用すべき期間を示すものとして

保険契約ごとに設定されます。

事故有係数適用期間の決定方法に従って決定された

「0年~6年」までの整数です。

 

★事故有係数適用期間を契約後

1年経過する毎に1年減少し

事故を起こした場合は翌年の契約の

事故有係数適用期間が1年または3年増加します。

 

自動車保険等級とは!?同じ等級なのに割引率違うの!?

2013年9月30日までは、多くの損害保険会社では

等級に関係する割増引を

「ノンフリート等級」のみで行っていました。

 

2013年10月1日頃から、多くの保険会社で

「ノンフリート等級」から

「ノンフリート等級・事故有係数適用期間」が採用されるようになりました。

 

そして7等級以上の場合、

前年度無事故であったのか、

前年度1等級または3等級下がる事故が

発生したのかによって割引率が変わるようになりました。

 

 

〈以前〉

2013年9月30日までは、等級のみでした。

 

以前の各等級区分の等級係数は下記のようなものでした。

 

※上記表は、東京海上グループ

日新火災海上保険株式会社の

2012年10月1日~2013年9月30日の表です。

 

 

〈現在〉

2013年10月1日以降、多くの損害保険会社は

継続契約7等級以上の区分に対し、

前年事故実績

無事故」であったのか

事故有」であったのかで

保険料割引率が異なるようになっています。

 

※上記表は、東京海上グループ

日新火災海上保険株式会社の

2019年1月1日からの表です。

 

各損害保険会社によって割増引率は異なります。

また改定があれば割増引は変更されていきます。

目安としてご覧ください。

 

 

 

例えば上の表でいきますと

「10等級」

前年無事故の人も、

前年事故有の人も

同じ10等級になります。

 

例)1年契約で

前年 9等級 無事故

今年度 1等級アップして10等級

今年度の割引率 45%

 


 

例)1年契約で

前年 13等級 3等級ダウン事故有り

今年度 3等級ダウンして10等級

今年度の割引率 23%

 

 

 

〈まとめ〉

 

ノンフリート等級は、

私たちが支払う保険料に大きく左右されます

 

また、継続契約7等級以上の場合は

前年無事故・事故有でさらに割引率が違っていきます。

 

自動車保険は事故を起こすリスクが低いほど保険料が安く、

事故を起こすリスクが高いほど保険料が高くなっているため

事故を起こすリスクに応じた保険料の仕組みになっています。

 

関連記事>>>自動車保険見積もり比較で大切なのは補償内容?価格?

 

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